SDGsへの取り組み

株式会社綜合印刷(本社・長野営業所)は2022年10月に「長野県SDGs推進企業」として正式登録されました。
長野県は2018年6月にSDGsの達成に向けて積極的に取り組む「SDGs未来都市」として、他の28自治体とともに全国で初めて国から選定されております。
そうした長野県が主導するこの制度の趣旨は、県内企業等がSDGsと企業活動の関連について「気付き」を促し、SDGs達成に向けた具体的な取組を促進することにより、企業価値の向上や競争力の強化などを図りながら、県内企業等におけるSDGsの普及を促進するという県独自のものです。
持続可能な社会の実現に向けて、すべての国連加盟国が2030年までに達成しようとするSDGsですが、弊社も長野県の責任ある一企業としてこれからも積極的に取り組んでまいります。

▶01 オフセット印刷を水なし印刷へ

水なし印刷は、有機溶剤を含む湿し水を一切使用しない環境配慮型の印刷技術です。2019年にその環境優位性が国に認められ「グリーン購入法」に明記されました。湿し水を省くことで、大気汚染や健康被害の原因となるVOC(揮発性有機化合物)の排出を大幅に削減できるほか、版の現像工程で発生する廃液も抑え、自然環境と労働環境に優しい印刷方式です。株式会社綜合印刷は一般社団法人日本WPAに加盟し認証されており、環境保全に配慮した印刷物の証として「バタフライマーク(水なし印刷認証マーク)」を印刷物に付与することができます。
▶02 植物油インキを使用

植物油インキ(ベジタブルオイルインキ)は、石油由来の溶剤の代わりに植物油を主成分とした、環境負荷の低い印刷インキです。従来の石油系インキに含まれるVOC(揮発性有機化合物)を大幅に削減し、大気汚染や健康被害への影響を軽減します。植物油は、再生産可能な植物から作られ、持続可能な資源利用にも貢献します。株式会社綜合印刷は、印刷インキ工業連合会の「植物油インキマーク」使用認可を取得しており、環境保全に配慮した印刷物へ同マークを付与することが可能です。
▶03 FSC®森林認証を取得

FSC®森林認証制度は、国際的な規格をもとに、適切に管理されていると認められた森林から生産された木材や、その他適切な森林資源の使用につながる原材料を使用した製品にFSCラベルを付け、認証品として販売できる制度です。株式会社綜合印刷はFSC®認証を取得し、多種多様なFSC®森林認証紙を提案することで森林保全に貢献します。FSC®森林認証紙は、SDGsの17の目標のうち14の目標と40項目のターゲット(達成基準)に対して貢献することができ、持続可能な社会の実現に寄与します。
▶04 プライバシーマーク認証を取得

プライバシーマーク制度は、個人情報について適切な保護措置を講ずる体制を整備している民間事業者等に対して、総務省および経済産業省共管の、一般財団法人日本情報経済社会推進協会がプライバシーマークの使用を認める制度です。株式会社綜合印刷では2000年にプライバシーマーク認証を取得しており、安全に情報を提供していただき、安全に情報を保管できる環境を整えています。個人情報を、責任をもって適正に安全に扱うことは、社会の公正を保つと共に、人々が住みやすい社会を実現することにもつながります。